- 11/22 [PR]
- 01/13 パチンコ店の投資は、右から!
- 01/07 やっぱり、復活!?
- 01/01 【謹賀新年】 集客ビジネスのシニア化
- 12/05 イオンの売り場のカテゴライズ進行形
- 11/07 マクドナルドからメニューが消えた!
Title list of 調査隊長のじまブログ
著:野島崇範
久しぶりにパチンコ店のネタを書きます。。。
意味不明なタイトルでスタート(笑)
現在、パチンコ店の売り場づくり、
本当に勿体ない状態なんです。
個人的には結構、危機的状況だと思っています!
では、その事を詳細にお伝えするため、
話は若干ズレますが、話の全体像をまず。
2009年より当社では店舗の
「告知バランス率」という数値を計測しています。
これ、特段イベント実施できていた時は
重要な指標ではなかったんです。
なぜ重要ではなかったのかをお伝えすると、
今回の趣旨からは大きくズレてしまうため、
また次回以降に記載します。
気になる方、すいません(>_<)
どーしても気になる方、ご一報を♪
※今回は、広告規制以降、
「告知バランス率」が最重要ポイントに、
一変して変化してしまったと仮定して
この後、お読みください。
そもそも告知バランス率とは、
お客様の滞留時間を3パターンに分類・算出した割合
(A)お客様の滞留時間:強度 → 滞在時間1分以上
(B)滞留時間:中度 → 中間値
(C)滞留時間:弱度 → 滞在時間3秒以下
上記、3つに店内の情報発信を分類して、
どの滞留時間の場所に
告知比重を置かれているのかを
「見える化」する指標として使用します。
(一例)
台周りミニチラシ→(A)分類
風除室イーゼル告知→(C)分類
このように、今回は大雑把に分類していますが、
実はかなり詳細に店内の情報発信を分類します。
※算出方法も本題からブレブレになってしまうので、
アミューズメントジャパンの連載記事参照ください。
http://www.hpa.co.jp/upload/publicity/tInHWZfjohwy.pdf
そうすると、例えば、
滞留時間:強度の(A)分類が30%
滞留時間:強度の(B)分類が、17%
滞留時間:強度の(C)分類が、53%
上記の告知バランス率となった仮定します。
つまり、上記店舗事例では、お店の情報発信の比重が、
滞留時間3秒以下の弱度(C)の場所に
もっとも高く比重を置いていると言えます。
本題に話を戻しますが、
実は現在9割以上のパチンコ店では、
上記の例題として記載したことが、
真実として起きています・・・・
当社の全国年間1000店舗の調査データ上では、
一般的な告知バランス率の平均は、
強度(A):中度(B):弱度(C)=15%:10%:75%
※2012年1月~12月データ
一方、稼働率60%を超える繁盛店の平均は、
強度(A):中度(B):弱度(C)=30%:50%:20%
※2009年~2012年データ
告知バランス率の比重が全く異なります。
つまり、今回は集客低迷が続いているお店に
焦点を当てて話を続けますが、
ここで言える事は、滞留時間:弱度(C)に
・費用投下
・時間投下
・マンパワー投下
全ての営業オペレーションの軸が、
3秒以下しかお客様が滞在しない場所を中心として、
構成されています。。。
既に、冒頭の写真をご覧頂いていると思います。
あるお店の “ 風除室のイーゼル告知 ”です。
しかし、ほとんどのお店が同様の取り組みをされています。
何が言いたいのか・・・?
つまり、滞留時間の短い場所から
詳細に告知物を広告代理店と打ち合わせを行いながら作成して、
滞留時間の長い場所までは手が回らず、
あっという間に次の新台入替が来てしまい、
また、風除室あたりまでの告知物を作成して、、、
お店づくりが中途半端に経過してしまい、
その結果、滞留時間:弱度(C)の比重が増えてしまうという
情報発信の負のスパイラルに突入しています。
※告知バランス率とは異なる指標の
鮮度指数という指標で、
滞留時間における鮮度を見ても、
実は、滞留時間:弱度の鮮度がもっともいい状態です。
→鮮度指数も、また次回以降にお伝えできればと思います。
しかし、なぜ一体このような現象が起きてしまうのでしょうか?
それは、パチンコ店の過去の習慣が
パチンコ店のスタッフの意識を洗脳しているからです。
なぜなら、今までパチンコ店の集客は言わずもがな、
イベント実施による集客手法であったため、
チラシや郵送DMを基盤として、
店外情報発信から順に作成する傾向があったからです。
そのため、現在も
『チラシ・郵送DM → のぼり → 店頭ポスター
→ 店内ポスター → 幕板POP → 台周り告知』
皆様のお店も上記の優先順位
(左が優先順位もっとも高い)で、
情報発信を構築していないでしょうか?
是非、確認してみてください。
上記の順では、滞留時間:弱度に比重が
おのずと置かれてしまいます。
全ての投資は、右からです(^_^)
著:野島崇範
昨年、記載した
「マクドナルドからメニューが消えた!」
(URL)http://plusalpha.ria10.com/Entry/71/
そのブログ記事の中で、
マクドナルドのカウンター上に設置されていた注文リストは
恐らく、近々もとの状態に戻ると予言しました(笑)
やっぱり、上図をご覧頂いている通り、
カウンター上に注文リストが戻りました!
※まだ、全店ではないですが、徐々に増えてます。
さらに、カウンターの右横直ぐに、
「60」と記載された3つの砂時計を設置。
下記URLの写真に添付した取り組みを実施。
https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/8e1195215c58661766e54b686105cf4b/1357556662
(CMでも放映されてますね。)
これも昨年記載した通り、
待ち時間1秒減で売上8億増加という
明確な戦略指標の原点に立ち戻った結果の取り組み。
※日経MJ新聞の2013年1月7日:2013トップに聞く① の原田社長の言葉
「定番の拡販には従業員の意識やサービス水準などの店舗力の強化が不可欠だ。
4日に始また商品を60秒以内に提供できなければ顧客に無料券を送る
キャンペーンはチーム力の向上が目的。単なるお遊びではない・・・」
昨年4月から8ヶ月連続で、
既存店売上高が前年割れ。
厳しい環境下だからこそ、
値下げをせず店舗力を磨く!
今後の原点に戻った展開に
個人的には非常に期待を抱きます(^_^)
著:野島崇範
明けましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い致します(^_^)
2013年もパチンコ店の集客につながるような、
様々な全国パチンコ事例・また異業種事例を、
お伝えできれば幸いです♪
今回は、元日ということで、
私の近隣のイオン板橋店に
買い物に行った時のお話を(笑)
上図は、買い物中のショッピングカート + ・・・
実は、イオン上板橋店は、
イオングループの中でも、
群を抜いたシニア対応のモデル店です。
(※日経MJ新聞参照)
2012年の11月にシニア化を
強化するため改装開業。
※改装後、開業景気を過ぎても売上高は改装前の2割増
売上増の一要素はシニア化!
シニア化の一例として、初めて100台規模の
拡大鏡付きのショッピングカートを導入。
上図のようにパッケージ表示を
読みやすくするために、
虫眼鏡のような機能をカートに付けて、
高齢者の買い物の負担を軽減。
実際に、拡大鏡を覗いてみると、
パッケージ表示の文字は非常に大きくなります◎
パチンコ店に設置されている機種説明。
皆様のお店のお客様には見えやすく、
扱いやすい運用になっていますか?
高齢者をターゲットとした集客基盤を
構築していくためには、今まで以上に
お客様目線に徹する重要性を感じました。
今年2013年は、
繁盛店になるため、昨年以上に、
お客様目線の具現化が必要不可欠な『 年 』!
イオンが売り場づくりを急ピッチで変革!?
小売業の既存店売上が軒並み低下している現状で、
イオンは今年の6月1日から約3ヶ月間、
高齢者層の超朝型の活動時間を加味した上で、
総合スーパー「イオン」や食品スーパー「マックスバリュ」など全国約1100店で、
開店時間を通常より2時間早い午前7時オープンや、
お店のレイアウトを含むお客様目線での売り場づくりの変革など、
積極的かつ先手のサービスを提供・実施しようと動いています。
例えば、ワインの売り場づくり一つを見ても、
今まで「産地」や「白系」「赤系」「スパークリング系」などの
カテゴリーで売り場をつくり上げていたのに対して、
均一価格帯でカテゴリー化した売り場をつくっています。
つまり、デパートでワインを購入する顧客層ではない方々が、
イオンでワインを購入すると想定すれば、
売り場づくりは品質基準ではなく、
当然、価格基準のプロモーションの方が
お客様への反応度は高まるはずです♪
皆様のお店のお店のお客様は“ 何 ”基準で来店していますか?
マクドナルドのカウンター上に設置されていた、
注文リストを全店で撤去したという衝撃ニュース。
想定するに、ここ直近しばらく減収を続ける中で、
マクドナルドの戦略指標をより一層忠実に実行するため
増収を狙う試みとして、個人的には判断されたのだと考えます。
※ちなみに、マクドナルドの戦略指標とは、
待ち時間1秒減で売上8億増加という明確な指標!
下記のURLが今のレジカウンター前のすっきりした状態の写真画像
https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/8e1195215c58661766e54b686105cf4b/1352289467
では、現時点での結論どーなったのか!
結論、待ち時間1秒減にはならず。
結局、お客様動向を見ていると、
今までの習慣化されたマクドナルドの購買フローと
大きく異なるため、より一層迷って決断できず、
逆に、待ち時間が伸びてしまっています・・・
マクドナルド側(現場)もこれを認識しているため、
対応策として、入り口前にメニューのイーゼル告知を置いたり、
A4サイズのメニューリストをお客様が列を作り並ぶスペース!?に設置するなど、
代替え案として取り組んでいますが、効果は果たして?
個人的には、A4サイズのメニューリストの設置場所は、
店舗によって異なり分かりづらく、イーゼルスタンドの告知も
人通りのある場所なのでじっくり選ぶことができません。。。
恐らく、近々もとの状態に戻ると予言(笑)
原田泳幸社長は、主力商品の強化を掲げていますが、
「ビッグマック」「てりやき」「チーズバーガー」「フィレオフィッシュ」など、
いつも見ている商品でも、お客様目線では選択する際、
どれにするのかという『迷う楽しみ』を味わいたいのです!
だからこそ、じっくりメニューが見れる見やすい場所で、
メニューを選んだ方が、決断も早く・楽しく購買できるはずです。
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では、パチンコ店ではどうでしょうか?
最近、お店の主力機種である、
海の機種説明やジャグラーの機種説明を
設置していないお店がなぜか増えています・・・
※他の遊技台には設置されているにも関わらずです。。。
恐らく、お客様が機種情報を十二分に理解して、
掲示する必要はないとお店側の目線では
勝手な都合で考えているのではないでしょうか!?
自店の都合や戦略は大切です!
しかし、お客様目線を度外視した都合も戦術・戦略も
結局上手くいかず、売り上げを伸ばすはずが、
低迷につながってしまいます。
是非、マクドナルドを反面教師にしてください(笑)♪