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弊社の社長含め、全国を行脚している社員による、全国パチンコホール様の素敵な取組みや、エリアで感じたことを、思いのままに綴ったブログです。是非ちょっとした休憩にお読み頂けましたら幸いです。               プラスアルファ社員一同
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≪前回のポイント≫
前回、商圏の販促特徴の一例から
商圏における類似性を抽出しました。
重要なポイントは、『商圏が似る』という事でした。


では、前回は狭い範囲で事象を考えてみましたが、
広い範囲で捉えて考えてみると、
『商圏が似る』という事が、お店にとって
どのような影響を及ぼすのでしょうか?


シンプルにお店に及ぼす影響を表現すれば、
間違いなく 『商圏順位が固定化される』 という事です!

極論で言うと『自店 “自ら” 集客低下を引き起こしている』という事です!


なぜでしょうか?


そうです。『商圏は似る』という
特性を秘めているからです。
もう一歩踏み込んでお話すると、

商圏は地域1番店の模倣(真似)を繰り返す

という傾向があるからです。


ほとんどの商圏内の2番店以降のお店は
地域1番店の日々の取り組みを実施すれば、
自店の集客増加につながると無意識に思っています。

だからこそ、地域1番店が接客に取り組んでいれば
自店でも接客に注力して、地域1番店が
行なっている店内の取り組みを、自店でも
少しアレンジを加えて同様の取り組みを実施する等、
絶えず地域1番店の動きに敏感になっています。

そのため、知らず知らずの内に、
競合店対策を行なっていた事が、
どんどん自店らしさを自分自身で削ぎ落して行き、
いつしかミニチュア的な競合店になってしまっているのです。

それも、当然地域1番店のマネをしているため、
一歩遅れた・自店の想いが希薄な
地域1番店のようなお店になっているのです。。。


ここまではよく見かける商圏の実状ですね!?


しかし、『商圏が似る』という特性が引き起こす
もっとも恐ろしい事は、実は上記では全くありません!


上記の事が継続的に数年を掛けて繰り返し行われ、
地域1番店が確固たる集客の優位性を構築した後、
地域1番店は、販促活動を店内で限りなく少なくして、
営業する傾向があります!!! 

一見、何もしない・していないお店に見えます。

「信憑性がないウソのような話ではないか?」と思われた方、
本当に本当の話なのです。当社の過去4年の全国年間1,000店舗の
情報伝達力調査でその真実が浮き彫りとなっています。



(1) 全国的に結構な頻度で、上記のようなお店が
    地域1番店になっているケースを見受けます。
    それを、立地がいいから!機械台を大量に入れているから!等、
    その場の「点」で判断してしまうと恐ろしい事が起きます。。。

(2) 特に、地域1番店がアウト30,000発以上
     2番店以降のアウトが12,000発以下の
     商圏内で見かける傾向が強いです。



そうすると、不思議な事に、、、



2番店以降のお店も
店内で何も行わない事が
集客を高める事だと信じ、
地域1番店のように販促活動を停止させます。


そうです!また、ここでも『商圏は似る』という原理が働いてしまっているのです!


言うまでもなく、
この状態ではさらに地域1番店との差は縮まらず、
逆に自店の集客を低下させる結果になります。

なぜなら、地域1番店は
全ての店内の販促活動を停止したように見えて、
実は最大の販促活動を手に入れています。

分かりやすく言えば、
床に置かれていた景品金額が
お客様に玉が出ているお店だというイメージを訴求させ、
お客様との信頼関係を構築する最強の販促活動になっているからです。


つまり、商圏内で確実に勝ち切れば
意図的に販促活動を止めたように見せかけ、
負けているお店は、そうとは知らず販促活動を止めるのです。


「負ければ思考は止まる!勝ちきればわざと思考を止める!」
この言葉が商圏は似るという事を大枠で考えると見えてきます。


地域1番店に騙されず、
常に知恵とアイデアを使った変革が
今後も継続的に実施される事が重要です。


是非、地域1番店を意識しつつも、
自店の個性を最大化させてみてください!!!
本当に驚くほどの効果が出ます♪



≪備考≫

※1 商圏内の競合店の良い取り組みを、
    自店に吸収して相互に切磋琢磨する事を
    否定しているのではなく、その先にある
    模倣のデメリットとして記載しました。

※2 外的資本要因(リニューアル・大量新台導入など)により、
    商圏順位を一時的に変動させる事は十分可能です。
    → ただし、永続的な集客増加を目指すのであれば、
       お客様に自店が選ばれる理由を明確化する事が必要です。
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