- 11/22 [PR]
- 01/25 続・商圏は似る
- 01/13 『たった3枚のメダルが世界を変える!?』
- 01/01 【謹賀新年】 異業種から学ぶ ②! 人材採用×人材育成
- 12/25 『人志松本のすべらない話』 から 見るパチンコ店
- 12/02 販促から見る商圏事情 ②
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本日は、『続・商圏は似る』をテーマにお送りします。
※本当に本当にどーでも良い話ですが、私の大好きな映画の一つである
「ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ」第三弾が遂に公開されました♪パチパチ
公開を勝手に記念して、そして流行!?に乗りつつ、
シリーズ第二弾のタイトルにちなんで本日のテーマ名を決めました!
続・商圏は似るです!
(※前回の商圏は似るシリーズをご覧になりたい方は下記URLをクリックください)
①商圏は似る~前篇~
http://plusalpha.ria10.com/Entry/38/
②商圏は似る~後篇~
http://plusalpha.ria10.com/Entry/39/
なぜ、「続」を書かなければならないのかというと、
実は、正直なお話をすると、このブログで
記載しなかったことがあります。
最近、ブログの日別の平均閲覧のべ数が
100人/1日を超えるようになりました。
少ない頻度でしか更新していないものの、
沢山の経営幹部の方々に読んで頂き、
温かいコメントや時には有り難いご指摘を
お電話やらメールやらFacebookやら
様々なところから頂いております。
その中で、特に「商圏は似る」というテーマのブログに
数多くのご反響を頂きました。その中でご連絡を頂いた、
皆様に共通するご質問事項がありました。
それは、「他店のマネをしなければ稼働は上がるのか?」という質問です。
流石、鋭い角度からのご意見です!!!
本音の答えを言えば、実は、それだけでは稼働は上がりません・・・
商圏は似る~後篇~で、
差別化を生み出す事が、
自店の優位性を生み出し、
集客につながる的なニュアンスで
ブログ記事を記載しました。
上記は、まぎれもない年間全国1,000店舗調査の事実です。
しかし、その意識だけでは稼働が上がらないのも事実です。
つまり、大切な要素が1点欠落してしまっているのです。
既にお気付きの方は、いらっしゃるかもしれません。
ヒントは冒頭の添付写真にあります。
(※広告規制以前の写真であるため、告知内容が過激になっておりますので、ご了承ください。)
見づらい・分かりづらい写真事例ですが、
写真事例の内容は、スタッフの手書き告知で
「緑ドン 破壊力抜群」と記載してあり、
緑ドン1BOXコーナーの島入口前に設置されています。
※調査時は1BOXに対して遊技人数は5名
この写真事例を撮影した当時、
このお店の近隣競合店を含め、
緑ドンの保有台数は1BOX以上設置されていました。
ただ、緑ドンの稼働は低下の一途を辿っていました。。
しかし、このお店では、
競合店が緑ドンのアピールを止めたため、
写真事例のお店ではより積極的に緑ドンのアピールを行い、
競合店との差別化を図ろうと考えていました。
果たして、この告知物は、
有効な効果を発揮するのでしょうか?
また、販促レベルは高いのでしょうか?
商圏は似るシリーズのみから考えると、
商圏内で唯一自店のみが実施しているため、
十分な効果が期待できる取り組み告知だと判断します。
しかし、今回もっともお伝えしたい事は、
『稼働率と連動しない告知物はお客様の信用ラインの低下を招く』
極論を言えば、『販促は稼働率と連動しないと意味をなさない』
と、いう事です。破壊力抜群と謳っているのに、
1BOX5名しかお客様が遊技していなければ、
お客様目線ではどのように感じるでしょうか?
お客様目線を逸脱しては、
どのような取り組みも
お客様の反応は鈍くなります。
本日の話をまとめると、
・自店の稼働率と連動した告知が必要不可欠
・その上で、自店の優位性を伝える事がポイント
その2点を踏まえれば、
自店の集客は確実に向上するキッカケとなるはずです。
では次回は、より具体的事例を用いて、
稼働率と販促レベルのお話をお伝えします。
野島崇範
大袈裟なブログのタイトルを付けました♪
タイトルは、ユーモア的な要素を入れつつも、少し本気です(笑)
皆様のお店では、計数機(MC)で端数メダルが3枚出ればどうしますか?
言うまでもなく、特殊景品に換金できない
端数メダル3枚出るとは、
計数機後の結果論であり、
そのままドル箱に入っているメダルを
全て計数機に流すのが通例ではないでしょうか!?
または、端数メダル3枚出るのであれば、
貯玉カードに貯めて頂く事をお勧めする
(貯玉カードをお持ちでなければ作成して頂き貯玉誘導を行う)
お店もあるのではないでしょうか?
伝えたい事が不明瞭なまま話を進めていますが、
今回のブログで言いたいことは次の事です。
- 「それぞれのお客様の状態に合わせて、接客を行う必要性の有無です」
そうなんです。パチンコ店では、以外にお客様の状態に合わせて接客を行わず、
接客オペレーションを均一化する傾向があります。
それは、それで大切な事かもしれませんが、
本当に自店の全てのお客様に同じアプローチをするだけでいいのでしょうか???
昔から業界で噂な函館の伝説的な繁盛店があります。
そのお店ではお客様の状態に合わせて
各スタッフが意識しているかどうかは分かりませんが、
完璧に戦略的な接客が行われています。
例えば、遊技を中断するか迷っており、
取り敢えず今の出メダル分を
計数機に流そうとするお客様がいます。
そのお客様は、自分が遊技していた台に、
タバコや携帯電話を起き、
一時的に遊技をストップするとします。
すると不思議な事に、特殊景品に交換できない端数メダルを
スタッフがお客様の手の中に戻してくれます。
※まるでガソリンスタンドで10リットルぴったり入れてくださいと言った時のように、
ドル箱の内のメダルと計数機のカウンター表示を見ながら特殊景品に交換できる
ぴったりのところまでメダルを流してくれます。
お客様は、当たり前のようにその端数メダルを持って
先程遊技していた台に戻り、また遊技をスタートさせます。
一方、自分が遊技していた台をキープせず、
そのまま離れるお客様に関しての対応は、
完全にメダルを計数機に流すか、
または貯メダルのアナウンスを行っています。
つまり、お客様の状態によって、
接客アプローチを変化させているのです。
深読みすれば、
遊技台をキープしているお客様にも、
ドル箱内の全てのメダルを流してしまえば、
お客様の遊技を止める契機をお店側が作りかねません。
端数を手元に戻してくれるからこそ、
その余りメダルを自身の遊技していた台で
再度使用して遊技を続ける可能性が大いに高まります。
たった3枚の余りメダルからお客様が見る
お店の世界観がきっと変わるきっかけとなるはずです。
上記事例以外にも、
実はお客様の状態に合わせて接客できる事は無数にあります。
また、それが確実に自店の集客と結びつくケースは少なくありません。
広告規制になったからこそ、
お店のこだわりを構築する事が、
お客様にとってお店の魅力に変化(^_^)
【追記】
全国のお店を調査していると、
シビレルような戦略的接客を実施しているお店を多々見受けます。
調査マンとしては、そのような現場に出くわすと
なんとも言えない感動の渦に巻き込まれます。
今後、お客様目線を具現化した繁盛店が
業界内に溢れる事を切に願っています!
野島崇範
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は多大なるご愛顧を賜りまして、
誠にありがとうございました。
本年も少しでも皆様のお店の集客向上につながる
プラスアルファな情報をこのブログを含め、
様々な媒体で発信して行けるよう、
「2012年」も引き続き全力で取り組んで行きますので、
本年もご愛顧のほど、何卒宜しくお願い致します。
2012年元旦 プラスアルファ社員一同
■ 今年初のブログは、異業種から学ぶ②!
テレビ東京 カンブリア宮殿 紹介企業
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20111215.html
パティシエ エス コヤマ
兵庫県三田市
【1番商品】 小山ロール (ケーキ)
【販売数】 1日平均1600本
【単価】 1260円
【来店者数】 1日平均3000人
【年商】 15億
【代表取締役】 小山進 様
※海外修行の経験なし
昨年・日本人初、
サロン・デュ・ショコラ
チョコレート版
ミシュラン最高位獲得
閑静な住宅街に立地
神戸駅から25km離れた郊外の超・繁盛店
≪こだわり≫
デパート販売や通販を実施しない。
賞味期限も当日。
⇒忘れらない美味しさと心配りのゆく温かい接客と商品の限定感から人が押し寄せる。
周りには自社で経営するパン屋・マカロン・チョコ・喫茶店が隣接しており、
スイーツのテーマパークを独自で創り上げ、非日常空間を演出。
≪採用試験≫
★能力の有無ではなく、ただただポジティブな人材発掘にのみ注力★
例えば、採用試験の一例として、1人1万円を渡す
・ バーベキューの食材を購入させる
・ バーベキュー会場までマラソンさせる etc.
一風変わった採用だが、
そのプロセスから根心がまじめで、一生懸命で、
超・前向きな人間性を見極める!
≪人材育成≫
従業員人数62名
平均年齢29歳
◆採用したプラス思考でポジティブなスタッフを下記のように育成
①日々、伝える練習をする
⇒毎日報告書
何が表現したいのかという事も重要だが、
表現したい事を無数に持つ大切さを学ばせる
=日々無数に表現したい事を持つためには、
お客様(現場)を真剣に観察しないと生まれない
②どんなに忙しくても現場でその場/その時に指摘
※ただ、その①と②を反復+徹底させる!!!
お店に行くとスタッフの方々がとても楽しそうに
満面の笑みでお客様と接している姿が印象的であり、
お客様も自然と心が和む・弾むアミューズメント的な要素を
ふんだんに取り込んだ仕掛けが様々な場所に施されていました♪
パチンコ店が参考になる点が多いため、
機会があれば是非ご視察ください(^_^)
2012年さらに、
・ 独自性を出した営業展開
・ 独自性を出した社員採用
・ 独自性を出した育成方法
改めて、「独自性」を出す経営手法が、
世界や日本の経済状況下に関わらず、
人を集める大きなファクターになると
昨日お店に「小山ロール」を買いに行き、
強く痛感しました。
野島崇範
2011年12月23日放送の
『人志松本のすべらない話』
放送当日は見れなかったものの、
録画していたので、早送りしながら見ました。
やっぱり、個人的にとても好きな番組だと改めて痛感(笑)
終始大笑いして楽しみました♪
その中で番組放送終了間際に、
アンガールズの田中さんが
「パチンコ」というキーワードで、
すべらない話をスタートさせました。
その内容が、
正に現場で当然の如く起きている
大問題をピンポイントで表現していました。
◆内容の簡単な概略は、
パチンコ素人の田中さんが、
「最近パチンコを打ちに行きたいと思い、
行くなら必ず何としても絶対に勝ちたいため、
勝つ秘訣を懸命に考えたところ、
パチンコ店には朝、沢山の人が並んでいるため、
そこに勝つ法則・ヒントがあると導き出しました。
そして、朝並んでパチンコ店に行ってみると、
なんとある一部のパチンコ台の上皿に
玉が乗っているではないです!?
田中さんは、これがパチンコ店のサービスであり、
沢山の人が朝早くからパチンコ店に並んでいる理由なんだと確信して、
その玉が無料で打てる台で遊技をし始めました。
ところが、突然遊技している途中に、
後ろから髪の毛をいきなり掴まれ、
座席から引きずり落とされたというオチで
締めくくり大笑いを引き起こしていました。
(この話が私の一番の大爆笑ポイントでした。業界人ですね☆彡)」
つまり、冷静になってお笑いを抜いた観点で
上記の内容を確認してみると、
アンガールズの田中さんはパチンコ素人であったため、
朝並びしているお客様が台を確保するために、
上皿に玉を1,000円分出して自分の席を確保している
お客様も中にはいるということを全く把握していませんでした・・・
そして、その台を確保したお客様が確保した後に、
台から離れてコーヒーを買いに行ったり、トイレに行ったり、
他の台をじっくり見て回ったりしている事も、
全く知りませんでした。。。
その全く知らない未知の世界で、
突然知らない人に髪の毛を引っ張られ、
怒られるというトラウマから
パチンコ店に二度と足を踏み入れていないそうです。
悪いのは、当然田中さんですが、
パチンコ店では初心者がとても遊技しづらい場所であり、
責任は全て田中さんにあるとは言いづらいですよね!?
遊技人口の低迷により、
休眠ユーザーの掘り起こしや
新規ユーザーの囲い込み等、
様々な議論がなされていますが、
遊技経験がほとんどゼロに近いお客様に対して
今後、お店がどこまでのサービスが提供できるのか
大きなポイントとなるかもしれません。
例えば、近年スロットの業績が徐々に良くなっている中で、
過去パチンコのみしか遊技しなかったお客様が
店内移動により最近スロットを遊技し出したというケースを多々聞きます。
つまり、スロットの遊技経験はほぼゼロのお客様ですよね!?
そこで、
パチンコからスロットを遊技するようになった
お客様に起こる相違点・問題点は何でしょうか?
お客様目線で考えれば分かりますが、
例えば相違点・問題点の一つとして
今までパチンコではドル箱交換の時は呼び出しランプを押し、
スタッフのサービスによって行なってもらいますが、
新しく行うスロットではドル箱交換はセルフサービスで、
スタッフを呼ばずに行います!
しかし、スタッフはその事を当然のように思っているため、
スロットコーナーで呼び出しランプを押して、
ドル箱交換を行うお客様に対して怪訝な顔をするケースがあり、
ひどい時はお客様自身で交換してくださいというケースまであります。。。
この経験をしたお客様は、
もしかするとアンガールズの田中さんのように、
パチンコ店には行きづらい、
または別のお店で遊技しようとなる契機を生み出すかもしれません。
すべらない話のアンガールズの田中さんの内容は、
大袈裟な一部作った話かもしれませんが、
正に現場でも同じような似た類似事例が
上記のように小さいながらも頻発しています!!!
それが、お客様を自店から離反させる
一つ要因となっているかもしれません。。。
「お客様目線」で営業すると一言で言いますが、
「お客様目線」は限りなく千差万別です。
皆様のお店の「お客様目線」を再度確認してみては如何でしょう?
老若男女・世代・独身・新婚・年収・住まい・スロット好き・パチンコ好き等、
書ききれない程、沢山のお客様目線がが浮かび上がって見えます。
前回、商圏の販促特徴の一例から
商圏における類似性を抽出しました。
重要なポイントは、『商圏が似る』という事でした。
では、前回は狭い範囲で事象を考えてみましたが、
広い範囲で捉えて考えてみると、
『商圏が似る』という事が、お店にとって
どのような影響を及ぼすのでしょうか?
シンプルにお店に及ぼす影響を表現すれば、
間違いなく 『商圏順位が固定化される』 という事です!
極論で言うと『自店 “自ら” 集客低下を引き起こしている』という事です!
なぜでしょうか?
そうです。『商圏は似る』という
特性を秘めているからです。
もう一歩踏み込んでお話すると、
商圏は地域1番店の模倣(真似)を繰り返す
という傾向があるからです。
ほとんどの商圏内の2番店以降のお店は
地域1番店の日々の取り組みを実施すれば、
自店の集客増加につながると無意識に思っています。
だからこそ、地域1番店が接客に取り組んでいれば
自店でも接客に注力して、地域1番店が
行なっている店内の取り組みを、自店でも
少しアレンジを加えて同様の取り組みを実施する等、
絶えず地域1番店の動きに敏感になっています。
そのため、知らず知らずの内に、
競合店対策を行なっていた事が、
どんどん自店らしさを自分自身で削ぎ落して行き、
いつしかミニチュア的な競合店になってしまっているのです。
それも、当然地域1番店のマネをしているため、
一歩遅れた・自店の想いが希薄な
地域1番店のようなお店になっているのです。。。
ここまではよく見かける商圏の実状ですね!?
しかし、『商圏が似る』という特性が引き起こす
もっとも恐ろしい事は、実は上記では全くありません!
上記の事が継続的に数年を掛けて繰り返し行われ、
地域1番店が確固たる集客の優位性を構築した後、
地域1番店は、販促活動を店内で限りなく少なくして、
営業する傾向があります!!!
一見、何もしない・していないお店に見えます。
「信憑性がないウソのような話ではないか?」と思われた方、
本当に本当の話なのです。当社の過去4年の全国年間1,000店舗の
情報伝達力調査でその真実が浮き彫りとなっています。
(1) 全国的に結構な頻度で、上記のようなお店が
地域1番店になっているケースを見受けます。
それを、立地がいいから!機械台を大量に入れているから!等、
その場の「点」で判断してしまうと恐ろしい事が起きます。。。
(2) 特に、地域1番店がアウト30,000発以上
2番店以降のアウトが12,000発以下の
商圏内で見かける傾向が強いです。
そうすると、不思議な事に、、、
2番店以降のお店も
店内で何も行わない事が
集客を高める事だと信じ、
地域1番店のように販促活動を停止させます。
そうです!また、ここでも『商圏は似る』という原理が働いてしまっているのです!
言うまでもなく、
この状態ではさらに地域1番店との差は縮まらず、
逆に自店の集客を低下させる結果になります。
なぜなら、地域1番店は
全ての店内の販促活動を停止したように見えて、
実は最大の販促活動を手に入れています。
分かりやすく言えば、
床に置かれていた景品金額が
お客様に玉が出ているお店だというイメージを訴求させ、
お客様との信頼関係を構築する最強の販促活動になっているからです。
つまり、商圏内で確実に勝ち切れば
意図的に販促活動を止めたように見せかけ、
負けているお店は、そうとは知らず販促活動を止めるのです。
「負ければ思考は止まる!勝ちきればわざと思考を止める!」
この言葉が商圏は似るという事を大枠で考えると見えてきます。
地域1番店に騙されず、
常に知恵とアイデアを使った変革が
今後も継続的に実施される事が重要です。
是非、地域1番店を意識しつつも、
自店の個性を最大化させてみてください!!!
本当に驚くほどの効果が出ます♪
≪備考≫
※1 商圏内の競合店の良い取り組みを、
自店に吸収して相互に切磋琢磨する事を
否定しているのではなく、その先にある
模倣のデメリットとして記載しました。
※2 外的資本要因(リニューアル・大量新台導入など)により、
商圏順位を一時的に変動させる事は十分可能です。
→ ただし、永続的な集客増加を目指すのであれば、
お客様に自店が選ばれる理由を明確化する事が必要です。