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昨年の11月以降
売り場の書籍「あなたの売り場、太っていませんか?」が出版されて、
非常に業務過多となり、ブログの更新が・・・
●売り場の書籍、引き続き絶賛発売中です!---
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ちょくちょく更新してください!というお声があったものの
気付けば3ヶ月以上放置。。大御所の方から年始挨拶の時に、
「最近、更新してませんね!」と言われて、ドキッ!としたので
慌てて更新しました!ご一読ください(笑)
今回は、アサヒのスーパードライの
パッケージ戦略から広告を紐解きます^^
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アサヒスーパードライのラベルが変わった。
ラベルが変わるほど
キリンビールに肉薄されてきたのか!?
苦しいのか!?と、広告を生業としてきるから
だから、久しぶりに調べると。
このサイトを参照にすると
キリンビールに迫られて
アサヒは6週連続出荷量減。。
去年の半年前の7月の記事だから
辻褄があう(笑)戦略会議で議論して
実行に移すには大手企業なら半年くらいは掛かるから。
2年半前の2017年7月。
キリンビールは大きく動いた。
https://www.kirin.co.jp/products/beer/ichiban/topics/article24/
キリンビールの主軸商品である
一番搾りのリニューアル。
拡販させる戦略はダメだなー!と
感じていたが、美味さは上がった。
それが、じわりじわり来て
キリンがアサヒに迫っていたのか。
つまり、ここまでを整理すると
キリンの主軸商品のリニューアルで
大きく動き、肉薄してきたため、
アサヒが慌ててその対抗策を
半年前に考えて生まれたのが
このアサヒスーパードライの
ラベルのリニューアルであった!
というのが、仮説として立てられる。
スーパーの売り場で販売員さんから
過去のアサヒスーパードライと比べて
どうですか?どちらがいいですか?と
新ラベルと旧ラベルの比較を聞かれた。
当然、旧ラベルでしょ!と
心の中で思いながら
そんなこと言っても元も子もないかな…と
悩んでいたら、それを見かねたのか、
ご年輩の方は片仮名で「スーパードライ」と
旧ラベルには文言が入っていて
分かりやすかった!とお答え頂きます!と
言われたので、「私もそう思います!」と
伝えて、その場を後にした(笑)
シンプルにスタイリッシュに。
現在のアサヒスーパードライを飲む
ご年輩の方々には合わないデザイン。
そして、裏面のラベルには
「さらりとした飲み口
キレ味さえる
あわば辛口の生ビールです。」と
改めてアサヒスーパードライの強みを明記した。
アサヒスーパードライの
愛飲酒の方々なら
言われなくても分かる事実(笑)
苦し紛れに肉薄されたから
ラベル変更したのかな!と
最初は思っていたが、
結構奥の深いデザイン変更だった。
アサヒ!うん!流石だな!と感じた(^ ^)
二番手のキリンがこのパッケージ戦略を
実行したなら完全な間違いである。
ただし、一番手のアサヒだからこそ
この選択は正しい広告戦略となる。
※ラベルおよびパッケージも広告戦略のひとつ
つまり、一番手のアサヒの命題は
新規顧客を増やすことである。
そのためには、アサヒスーパードライを
飲んだことがないお客様に対して
目を引きつけ、手にとってもらうことが
とても重要である。
そのために、ターゲット顧客をズラす
デザイン変更を仕掛けてきた。
アサヒスーパードライのラベルが
変わったからアサヒスーパードライを
飲まない!という離反顧客はおそらく数%であろう。
それよりも、未来の未知の顧客に
対するアプローチに舵をきった。
「世界でただひとつ、この辛口」
NO.1戦略を打ち出したパッケー
面白い。
そして、去年の年末の記事では
結局、アサヒがキリンに売上高でも
上回ったという記事が出た。
パッケージやラベル変更の
裏側には企業の戦略が見え隠れする。
この流れを見ると完全にアサヒは波に乗りそう。
あなたのお店の売り場のデザインは、どれだけ戦略と
ターゲット顧客を踏まえた展開をしていますか?